テレビで見た日本に憧れ、19歳で来日し、専門学校に入学しました。留学前は日本の食文化はほとんど知りませんでしたが、アルバイト先の飲食店で食べた「天ぷら」が気に入って、自分でも作るようになりました。もともと料理は好きでカレーやモモ(ネパール風餃子)などはよく作っていました。だから、日本で就職することになった時、飲食の道に進むことに迷いはありませんでした。飲食関連の仕事を探し、その中でBYOを選んだのは、本格的ながらカジュアルに楽しめる日本食ブランドが多く、今後のお店の広がりに可能性を感じたからです。入社後は「おだしうどん かかや」で研修する事になりました。
入社前に「やる気がある人には仕事を任せてくれる」「丁寧な指導が受けられる」というBYOの評判を聞いていましたが、入社直後すぐにそれを実感しました。出汁というものをまったく知らなかったのですが、出汁のひき方や役割などをゼロから教えてもらい、食材や調理法についても詳しく解説してもらいました。おかげで、「うどん」の魅力にはまりました。手軽でおいしくてヘルシー、バリエーションが楽しめ、大好きな天ぷらにも合う。そんなうどんは日本食ファストフード。丁寧に指導してもらい1ヶ月後には調理を完全にマスターできました。
現在は、調理と接客、さらに1年半前から店長代理になり、マネジメント業務も担当しています。店舗のメンバーは11人で、外国人は私ともう一人、ベトナム人がいて、社員とアルバイト、経験も年齢もバラバラです。そんな多様なメンバーが一丸となって仕事に向き合えるよう、何でもオープンに話をすることを心がけています。かつての私がそうだったように思ったり感じたりしたこと、わからないことは言葉で伝え、お互いに真摯に対応する。それができる関係になるために、誰とでも仲良くなれるよう全力でフレンドリーに接しています。その上でしっかり売上や施設、食材管理などのマネジメントも学び、近いうちに店長になりたいと思っています。