BYO PEOPLE

先輩紹介

えん<宴>
人の輪をつなげ、一期一会の宴につくす

宮島慶(入社歴2年)

和食・酒 えん 新宿店 副店長

「なんかいい感じ」は最高の賛辞

楽しく過ごせて、食事がおいしくて居心地が良いーーそんな「場」を作ることが以前から好きでした。それに気がついたのは、学生時代に初めて飲食店でアルバイトをしていた時です。店長を含めてみんな仲がよく、お店も人気がありました。店内の雰囲気や料理だけでなく、スタッフの仲の良さがお店を「いい感じ」にしていたのだと思います。
そうしたふわっとした「いい感じ」を実現するのは、実は本当に難しいこと。副店長として人をまとめる立場になって、改めてそう感じるようになりました。特に今いる店はスタッフが多く、学生のアルバイトや外国人もいて、価値観も経験もバラバラ。でも、そのメンバーが協力し合って居心地のよい雰囲気をつくり出す時、本当に「いい感じ」になるんですよ。それはすごく楽しいですね。

一人ひとりが得意なことで助け合う場に

仕事場での人間関係は、単なる仲良しグループになってはいけないとは違うけれど、ギスギスした雰囲気では、力を発揮できないし連携もしにくいないはず。和気あいあいとしている方が絶対にいいと思うんです。だから、15歳も年の違う新人と世間話をしたり、外国人スタッフに母国語で話しかけたりして、意識して場を温めるようにしています。キッチンスタッフの経験もあるので、キッチンとホール、ベテランと若手などの橋渡しも自分の仕事かなと。面倒見がいい方なので「アニキっぽい」といわれることも多いですね。
でも正直を言えば、キッチリとしたマネジメントは苦手。あと業務的にはきれいにおしぼりを畳むなど(笑)細かい作業も得意ではありません。店長の丁寧な接客やオペレーション、料理長の博識ぶりなど、他の人を見て真似できないと思うことも多いです。アルバイトのちょっとしたアイデアに「負けた!」と思うこともあります。そんなふうに、誰もが得手不得手がありつつ、互いに補完しながら場を盛り上げていく。えんにはマニュアルもないし、自由度が高いから、そういう連携もできるのかなと思っています。

自分カラーの店づくりに挑戦したい

もう1つ、店という場の雰囲気をつくり出す要素として忘れてはならないのが、「お客様」です。現在店がある新宿は常に人が溢れていて、店に入ってくる客筋や時間がまったく読めません。でも、どんなお客様が入店されるか次第で、その日の店の雰囲気も毎回変わるんです。
だからこそ、次にやってみたいのは、店長としての「自分のカラーの店作り」です。スタッフやお客様など、そこに集まる人でどんなふうに店の雰囲気が変わるのか。自分だけにしかできない店作りに挑戦してみたいですね。実はかつてBYOに転職する前にも飲食店の店長をしていたのですが、あまりのブラックぶりに辞めてしまったという過去があります。現在は快適な待遇で仕事をしていますが、責任ある立場でもしっかりと休日をとりながら、店をちゃんと回せるのだと証明したいと思っています。

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