EDUCATION

人材育成

実践を通じて「次世代の日本の食」を担う人を育てる

人材に対する考え方

BYOではあえてスタッフの仕事について「専業」という考え方はしていません。
当然ながら志向性は尊重され、これまでの経験やキャリアなどで任される仕事は異なります。
しかし、BYOでは誰もが「次世代の日本の食を担う人」という意識を持ってほしい。
そのために必要な学びは、現場にこそあると考えています。
実践を通じて短期間で自ら考え、動ける人材になってもらうための取り組みを紹介します。

調理人としての技術を磨き、バランス感覚を養う

おいしい和食のためには、何より「調理人の技」が欠かせません。しかし、従来の職人修業は奉公的なものを過分に含み、決して効率的なものとはいえませんでした。BYOでは入社後一定期間はトレーナーとして先輩について全体を学び、その後は技量に応じて持ち場を任されながら、複数の先輩たちから技術を学ぶという方法を取っています。
狭い領域での熟練者よりも、店全体さらには和食の世界を見渡せる調理場になってほしいからです。それができるのも、様々な業態・店舗規模を持つBYOゆえ。和食調理の様々な経験をすることで、職人としての技量もバランス感覚も短期間で養うことができます。

「なりたい」に合わせて、自在にキャリアマップを描く

様々な経験ができるということは、調理場だけでなくホールスタッフの成長にとっても大きなメリットを提供します。ホールスタッフも基本的には調理人と同様、一定期間をトレーナーが並走し、その後は複数の先輩の指導のもと仕事をしながら接客スキルを養います。
また、店舗によっては調理補助に入ったり、販売の仕事を受け持ったり、身につく技能も様々。自分自身の描く「なりたい像」や習得したいスキル・経験に合わせてキャリアマップを描くことができます。店舗候補者には現場での店舗研修、店長にはエリア&ブランドごとミーティングなども開催。「自分の店を経営する」感覚で様々な学びのためのサポートが受けられます。

「お客様に近い感性」を商品開発に活かす仕組み

多彩なお客様のニーズに応える和食を提供するために、BYOではスタッフ参加によるメニュー開発を行っています。たとえば誰でも参加できるメニュープレゼンもその1つ。
定期的に「おすすめ料理」や「季節料理」の社内コンテストを実施し、評価の高いものは実際にお店のメニューへと加えられます。また女性が多いカフェスタイル店舗では、女性スタッフだけのメニュー開発チームを結成するなど、お客様に近い感性を活かす仕組みを設けています。 このように常に「新しいおいしさ」を意識することで、仕事への意識も大きく変わります。

日本料理の技術や知識を、お客様と共有する

調理(希望)スタッフの技術習得のために不定期開催していた、料理長による料理教室。近年では、その一部を「えん料理教室」として一般のお客様から希望を募り、店の人気メニューをデモンストレーションと実演で紹介しています。
調理技術を修得するとともに、お客様と直接ふれあい、その好みやニーズなどを実感することで店舗でのメニュー開発や調理、接客などに活かすことが目的です。